【20代で5回】転職回数が多くても問題ない7つの理由[転職成功の思考]

転職回数が多い人向けの記事です。 転職
転職回数が多い人向けの記事です。

「転職回数が多いと、もう転職できないんじゃないか?」というように、転職回数が多いことをネガティブに捉える方も少なくないと思います。

本記事では、大学卒業後に転職を5回経験し、目標だった海外駐在を実現している筆者が「転職回数が多くても問題ない7つの理由」をお伝えします。

転職回数が多いことに引け目を感じていると面接で自信が持てず、相手に伝わる印象が悪くなります。恋愛でも就職でも自信があって堂々としていると、相手は安心するものです。まずは転職回数が多くてもいいんだと自信を持つことが、転職成功に向けた第一歩です。

本記事を読むことで、転職回数に惑わされず、自信を持って動きだせるはずです。具体的な選考でのテクニックを知りたい方は【完全解説】転職回数が多い人でも内定獲得「職務経歴書〜面接のポイント」をご参照ください。

転職に対する一般的な考え方

まずは、転職回数に対する一般的な考え方を確認しておきます。

転職回数の平均は?

リクナビの調査によると、20代は76%が「転職経験なし」で最も多く、平均は1回に満たないという結果でした。30代では1回程度、40代で1〜2回となっています。思ったより少ないですね。。

出典:リクナビネクスト「転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態」(2017年)

転職回数、面接官は気にする?

転職回数について採用側はどう捉えているのでしょうか?リクナビの調査によると、転職回数1〜3回以上で気になると回答した企業が50%で半分でした。

やっぱり転職回数が多いと採用されづらいのかな?と心配になるかもしれませんが、逆にいうと半分の企業は3回以上転職していても気にしないということです。さらに、15%は転職回数が気にならないと回答しています。

結局入社するのは1社なので、全部に合格する必要はありません。むしろ転職に肯定的な会社に入社するほうがお互いにハッピーですよね。「半分もダメか、、」ではなく「半分も受け入れてくれる!!」と前向きに考えてみてください。

出典:リクナビネクスト「転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態」(2017年)

【コラム】海外の転職に対する考え方

国や地域によって転職に対する考え方は様々です。日本の転職の平均回数は上記のとおりですが、例えばアメリカでは生涯で平均11回転職をするそうです。45年のキャリアとすれば、4年に1度は転職している計算になります。日本のように終身雇用ではないなど、制度上の違いとも言えますが、そもそも転職に対する捉え方が異なります。

日本の雇用に対する考え方も欧米化している側面があり、今後転職はよりポジティブに捉えられるようになると考えられます。

転職回数が多くても問題ない7つの理由

それでは、なぜ転職回数が多くても問題ないのか、筆者の実際の経験をもとにお伝えしていきます。繰り返しになりますが、転職回数が多いことをネガティブに考えていると転職活動はうまくいきません。しっかりと自分の経歴に自信を持つようにしてください。

転職理由があれば理解してもらえる

「なぜ転職したのか?」理由がはっきりしていれば問題ない。

転職回数が多くても、そこにストーリーと納得できる理由があれば問題ないです。転職回数が多い候補者に対して、採用側は「またすぐに辞めてしまうのではないか?」「職場で人間関係に問題があったのかな?」といった懸念を持っています。過去の転職が忍耐力のなさや人間関係が理由ではないと示せればその懸念は払拭されます。

できれば、ステップアップや新しい挑戦など、前向きな退職理由を伝えることが望ましいです。

【前向きな転職理由の例】

  • 仕事に飽きた ⇨前職を通して、〇〇の重要性を感じたため挑戦してみたい。
  • 大企業向かない ⇨個人でビジネスの全体像を把握できるようになりたいと感じた。
  • 営業ができない ⇨知識を活かせる仕事につきたい。

転職回数を気にしない会社が存在する

転職回数を気にしない会社なんてあるの?と思うかもしれませんが、一定数存在します。前述のグラフ「転職歴は何回目から気になるか」では、15%の企業が気にしないと回答しています。

会社が人を評価するポイントは様々で、「どのようなスキル・実績があるか」「転職の理由はどのようなものか?」「理念に共感しているか」など様々な視点で見ています。筆者が後任の採用活動をした際に感じたことですが、意外と気が合うかどうかで決める部分もあります。必ずしも転職回数が採用基準になっているわけではありません。

また、普段は転職回数を気にする会社だとしても、気にしない(気にしてられない)状況もあります。タイミング次第ですが、どうしても人が早くほしい時や、他業界の知識を活用したい時など転職回数が多い人でも積極的に受け入れたいケースもあるので、転職回数が多いと転職できないなんて考えなくて大丈夫です。

転職を肯定的に捉える会社も存在する

転職が多いことをポジティブに捉える会社も存在します。転職回数が多いということは様々な業界の知識を知っているとも言えます。例えば、IT業界にいた経験のある人は、どの業界でも役に立てる知識を持っていることが多いと考えられます。

短期間の在籍で業界知識を極めたわけでなくとも、一般と比べれば知っている部類に入るでしょう。複数の業界にいた場合、転職先でその経験・知識を活かすことができるかもしれません。そこに期待して採用する企業もあるわけです。

スキルを伸ばせばいい

過去よりも、「何ができるか?」に着目する企業も多いです。

近年、ジョブ型雇用という言葉が注目されています。ジョブ型雇用とは、働き手の職務内容をあらかじめ明確に規定して雇用する形態です。欧米では主流の雇用形態となっています。

ジョブ型雇用の場合、そのジョブに必要なスキルを持つ人を採用することに主眼が置かれます。特に経理や法務などの専門職系の職種で多いですが、いくら転職をしていようとしっかりとしたスキルと資格・実績があれば採用されやすいです。

長期的に人手不足になる

日本の人口減少・少子高齢化はますます深刻になります。

そもそもですが、日本は今後ますます人口減少が加速します。国立社会保障・人口問題研究所によると2025年の人口は1億2254万人で、2053年に1億人を割ると予想されています。これは毎年70万人の都市(静岡市くらい)が消滅していくほどのペースです。

人口減少だけでなく、少子高齢化も進むので勤労世代でいうとさらに減少スピードは早いと考えられます。外国人材や機械化の動きもありますが、人手不足の流れは止まらないでしょう。

一部の人気企業への就職が仮に難しいとしても、働き口がなくなるということは考えられません。

自分の得意・不得意がよく理解できている

自己理解が深まっていると、転職で失敗しづらくなります。

転職が問題にならない、むしろメリットになる面もあります。転職を通して様々な経験を積むと、自己理解が深まることです。過去に転職してきた理由を分析し、自分の向き不向きを理解した上で転職をすれば、次の職場ではミスマッチを減らすことができるでしょう。

企業側もある程度の経験を積んだ上で入社してもらったほうがミスマッチが少なく、納得感を持って働いてくれるだろうと期待している場合があります。

豊富なネットワークを持っている

浅い繫がりも仕事上では役に立つことがよくあります。

どのような仕事をしてきたかにもよりますが、様々な業界・企業で働いてきた場合、幅広い繫がりを持っていることも多いでしょう。仕事では、連絡先を知っている程度の繫がりだとしてもお互いにメリットがあれば、再度連絡をとって仕事をすることができます。このネットワークも転職先の会社にとって魅力になる場合があります。

注意が必要な転職(経歴)と伝え方

以上、見てきたように転職回数が多いことは必ずしもデメリットになるわけではありません。むしろ強みとして捉えることすらできます。転職していてもいいんだと自信を持って転職活動に取り組むことが大事です。

一方で、多くの会社にとってネガティブに捉えられる経歴(転職理由)も存在します。以下では、「注意が必要な転職」とそれをどのように伝えるかを解説します。

短期離職(半年以内)

明るく正直に伝えましょう!

転職の中でも、半年以内くらいの短期でしている場合、採用側は気になります。1年間続いていれば、人間関係等の問題で退職したわけではないと納得できるものですが、半年以内となると、何かコミュニケーションで問題があったのでは?と考えてしまいます。

この場合の伝え方は、率直に退職理由を話すことです。無理に嘘をついて挙動不審になるくらいならば、素直に伝えましょう。例えば、転職理由が遅くまで残業することだった場合、そこまで残業が多くない職場を選べば退職理由を素直に伝えても問題ありません。

伝え方のポイントは、明るく(笑い話のようなイメージで)語ることです。負のオーラを感じさせないようにしましょう。「自分の実力不足ですが、、耐えられませんでした!!」という感じで、自分の苦手なことを学びましたというスタンスで伝えると好印象です。

同じく長時間残業を強いられる会社からは不合格になるでしょうが、むしろありがたいですよね。

ブランク期間

ブランク期間は別に問題ではありませんが、面接等で何をしていたか聞かれることが多いです。何か準備しておくといいでしょう。これも正直に伝えるのがポイントです。何も悪いことではありませんので。

[転職多い人]続けられる会社選びのポイント

最後に転職回数の多い人が続けやすい会社選びのポイントを解説します。長く続けたいという職場に出会えれば幸せなことですよね。その上で、さらにステップアップを目指して転職活動に取り組むのもいいと思います。

過去にキツかったことを避ける

転職回数が多いということは、様々な経験を積んできたということになります。つまり、しっかりと分析すれば自己理解が他の人より深いという利点になります。過去の退職理由や働いていてキツかったことを箇条書きにしておきましょう。次の職場は、同じキツさを避けられる会社にすれば続く確率が高まります。参考までに筆者が過去の経験の中でキツかったことを挙げておきます。キツさは本当に人それぞれなので、過去を振り返ってよく考えてみてください。

  • 夜寝れない仕事(残業や夜勤)は無理
  • 大企業での出世争い(意義を感じられない)
  • 数時間単位でアウトプットを求められる環境
  • 理念の重要度が高すぎる会社
  • フルリモートでのマイクロマネジメント
  • ミスが許されない細かな作業
  • 地方で新規事業が受け入れられるまでの地道な活動

逆に自分の得意も少しずつ見えてきているはずです。キツいことを避けつつ、なるべく得意を活かしていけば自分も会社もハッピーになるでしょう。

業種ではなく、職種で選ぶ

どの業界に入っても、結局個人としてはどのような作業を行うかが大事です。緻密でミスができない作業が苦手な人は、たとえ大好きな自動車業界に入ったとしても経理業務を続けることは難しいでしょう。逆に、対して興味がない業界でも比較的ラクに続けられる作業であれば、活躍できて楽しくなってくるはずです。

業種は実績を積めば後から転職できます。まずは、自分が比較的得意な職種で実績を積むことに主眼をおきましょう。

まとめ

以上、転職経験の多い筆者が「転職回数が多くても問題ない7つの理由」をまとめました。たくさんの求人にエントリーしながらマッチする会社を見つけましょう。

せっかくの転職経験をネガティブに捉える会社ではなく、逆に強みにできるところへ行けば、自分も会社もハッピーなはずです。

転職回数を強みとする転職術は、【完全解説】転職回数が多い人でも内定獲得「職務経歴書〜面接のポイント」をご参考ください。

それでもやっぱり転職回数が多くて不安という方は、キャリアアップコーチングサービスを検討してみてはいかがでしょうか?

過去の退職理由や強みの分析をサポートしてもらえれば、自信を持って転職活動に挑めるはずです。サービス自体有料ですが、初回に無料相談が可能です。

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