貯金は人生の可能性を広げ、安心につながりますので生きていく上で大切ですよね。独身であれば自分のペースでお金のコントロールができますが、結婚するとそうもいかなくなります。
結婚生活を送りながら、貯金をするにはパートナーの協力が必要です。ところが、お金に対する価値観は多かれ少なかれ違うものです。妻(または夫)が貯金体質でなかったり、浪費癖がある場合、お金を貯めていくのが難しくなってしまいます。
今回は、ベトナムで働きながら貯金に取り組む筆者が、もともと豪快にお金を使うタイプだった妻と二人三脚で貯金に取り組むようになった方法を書いていきたいと思います。
ベトナム現地で実行中の貯金に興味がある方は、【リアル】ベトナム現地採用のお金事情|毎月の収支と年間貯金を公開もご参照ください。
【実績】筆者の体験談
まずは、筆者の体験談を簡単に紹介したいと思います。もともと筆者はお金をあまり使わない、いわゆる貯金体質の人間でした。例えば、新卒1年目で入った会社の年収は300万くらいでしたが、150万円くらい貯めていたと思います。(水道光熱費込みの寮に住み、食事もほとんど自炊か寮の食堂で食べていたのでお金がかからない環境でした。)
一方、妻はというと割とお金を豪快に向かうタイプでして、
- わずかな距離でもすぐタクシーに乗る
- 本は新品を買うものの、読まないことしばしば
- サブスクは入りすぎて把握できてない
- お店に行って何も買わないと怒り出すことがある
といった感じで、貯金とは無縁なタイプでした。
紆余曲折、3年間の交際を経て結婚に至りました。現在出会って5年の付き合いです。この5年の間にお互いに影響を与え合い、今の妻はというと
- 雨が降っていようとも、1〜2kmくらいなら歩く
- ブックオフでは必ず100円コーナーに目当ての本がないかチェックする
- カード明細を毎月チェックし、不要な契約は即解約
- お店で何も買わなくても怒らなくなった(あたりまえだ)
という倹約ぶりを発揮する人間に生まれ変わっています。いまだに「ケチ!」とよく言われますが、時間をかけて妻を変化させることに成功しました。(もちろん私もたくさんの影響を受けて変化しています。)
パートナーを貯金体質に変える方法
それでは、筆者が実践したパートナーを貯金体質に変える方法を解説していきたいと思います。できそうなところから、またはパートナーとの関係を考えて、必要そうなところから実践していってみてください。
目標を共有する
何事も目的が決まっていないと頑張ることができません。ましてや、今まで特に必要と思っていなかった貯金を継続するとなれば、明確な目的がなければ取り組むのは難しいでしょう。
貯金体質の人には「貯金は大事」という前提条件が自然とあります。しかし、パートナーが同じ価値観を共有しているとは限りません。自分の当たり前が他人の当たり前だとは考えず、貯金に取り組むべき理由を伝えてあげてください。
筆者の場合、
- 貯金は将来の自由度を上げる(選択肢が増える)
- ベトナムは定期預金に高い金利(年6%)がつくので、貯金すると増やせる
- 結婚式など中期的にお金が必要になるため
と貯金する理由を伝えました。一緒に取り組んでもらうためには、必要性を感じてもらうことが大切です。
また、パートナーと共通の目標を持って頑張るということ自体に魅力を感じる人もいます。私の妻もそのタイプでした。共通の目標を持つことで絆が深まる。そういう意味でも目標を共有することは有益と言えます。
お金を使わない方法を楽しみに変える
お金のかからない手段を楽しみにしてしまう発想転換もありです。私の妻は、「ケチ」や「もったいない」が嫌いと常々言っていますが、楽しむこと自体は好きです。
例えば…
お金がかかる方法 | お金がかからない方法 |
---|---|
タクシーは高いからやめよう… | 散歩しようよ! |
外食ばっかり行くのはもったいない… | 一緒に料理しよう! |
電気代もったいない!! | 地球のためにエコに暮らそうぜ。 |
「もったいない」と自分の考えを押し付けると相手にはストレスになりますので、それとなく楽しみながら貯金につながる行動に仕向けていくわけです。
お金がかからない趣味を楽しむ
趣味や休日の過ごし方にお金がかかるという人も多いのではないでしょうか?我慢するのではなく、お金をかけずに人生を楽しむことができればベストですよね。
以下にお金のかからない趣味をまとめておきます。(筆者実践またはやってみたいもの)
- 筋トレ
- スイミング
- 散歩
- ランニング
- 料理
- 公園デート
- 釣り
- アート
- 読書
- スマホで写真撮影
- 温泉
- DIY
- ガーデニング、家庭菜園
- YouTube
- 動画配信サービス(ネットフリックス・アマプラ・Huluなど)
- 資格などの勉強
まだまだたくさんあると思います。お金のかからない趣味を探してみてはいかがでしょうか?
さらにレベルを上げるには、生産活動を趣味とすることができれば最高です。筆者の場合、海外生活の思い出づくりとして妻とYouTubeを始めてみたいなと思っています。観てくれる人が増えてきたら、お金がかからない趣味どころかちょっと収入になるかもしれません。笑
人生を楽しむために必ずしもお金がないといけないわけではありません。むしろ、お金をかけずに遊ぶこと自体、創意工夫が求められる刺激的な行為だと思います。
パートナーをほめる
妻(夫)をちゃんとほめることも貯金を継続する上で大切です。人によりますが、パートナーにほめられたくて美容にお金をかけるケースがあるようです。私の妻は、自分の気分が上がるからといって脱毛や美容室、歯のホワイトニングに行っていましたが、中には相手に認めてもらいたいという理由で通う人もいるみたいです。
パートナーに認めてもらいたいという理由の場合、しっかりとほめることで承認欲求を抑えることができ、必要以上に費用をかけることを減らしていけるはずです。
ちなみに、承認欲求以外の理由で美容にお金をかけている場合でも、良好な関係を築くために変化に気づいたらきちんと褒めるべきだと思います。いずれにしても、しっかりと褒めましょう。
【番外編】見栄を張らない関係を作る
ここまで、パートナーを貯金体質に変える方法を紹介してきました。
最後に、パートナーを変える前に見直すべきパートナーとの関係性について書きたいと思います。ずばり、見栄の出費をしていないでしょうか?例えばレストランで松竹梅のコースがあるとします。本当は梅でいいのに、彼女(や彼氏)の前では、松を頼んでないでしょうか?
見栄は節約の最大の敵です。日本のウォーレン・バフェットと呼ばれた本多静六先生は著書の中で以下のように述べています。
貯蓄生活を続けて行く上に、一番の障りになるものは虚栄心である
本多静六
見栄をはってしまう関係では、貯金どころかいくらお金があっても足りません。もちろん、パートナー以外に対しても同様です。付き合う前や付き合いたての頃は見栄をはりたくなるものですが、貯金をしていきたいのであれば、徐々にありのままを見せられる自分になりましょう。
まとめ
以上、パートナーを貯金体質に変える方法を紹介しました。
パートナーの価値観を変えることは難しいので、楽しく無理せず誘導していくことが大切です。時間がかかることなので、いちいち自分との違いにイライラしないようにしてください。
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